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コラム

比叡山坂本の絶景スポット6選。日本人から愛され続けてきた街を散策

比叡山坂本
【滋賀県 大津市】

滋賀県の現代的な観光地と言えば、琵琶湖の東側「近江八幡」や「長浜」が有名です。では、琵琶湖の西側に、1300年以上前から続く観光スポットがあることをご存じでしょうか?
それは、比叡山坂本
滋賀県大津市の北部。飛鳥時代の5年間、近江大津宮(おうみおおつのみや)という名前で都がおかれたこともある土地です。
比叡山坂本ってどんな街?
・天智天皇の近江大津宮遷都(667年)までさかのぼる古都
・最澄が開いた比叡山延暦寺の門前町
・東海道の大きな宿場町として栄えた
・隠居した僧侶が住む里坊(さとぼう)
・石積みの景観が美しい
・比叡山に向かう上り坂
・眼下に広がる琵琶湖

坂本と比叡山延暦寺を一日で観光することは可能か?
もし、あなたが坂本と比叡山延暦寺を一日で観光したいのであれば、朝早くに到着して急いで行動するか、坂本観光を数カ所にとどめておくのが無難です。
なぜなら延暦寺も含め、寺院の巡拝時間はほとんど16時台まで。延暦寺までの移動と参拝の時間(延暦寺は広い)を考慮すると、時間は案外少ないのです。
また坂本には「滋賀院門跡」「日吉大社」「日吉東照宮」「約50もある里坊」など、見ごたえのある歴史的建築物が集合しています。
そのすべてを巡ると、あっという間に半日は過ぎてしまいます。ぼくもできれば、坂本をもっと散策したかったのですが、時間を決めて観光し、次の比叡山へ向かいました。
そこで今回は「比叡山延暦寺」観光の前後、短い時間でも訪問できる絶景スポットをまとめました。

比叡山坂本ってどんな街?アクセス、3つの無料駐車場

比叡山坂本

豊かな自然と街並み
坂本は豊かな比叡山の自然に包まれています。秋になると寺院の庭園で、見事な紅葉が楽しめます。
延暦寺の門前町
坂本は、最澄が開いた日本天台宗の本山「延暦寺」、そして日吉大社の門前町として有名です。街の歴史はさらに古く、天智天皇(在位期間:668~672年)にまでさかのぼります。
近江大津宮
667年、天智天皇は近江大津宮(おうみおおうつのみや)に遷都。そのあと大津宮は5年で廃都。以後、京都の港・衛星都市として栄える道を歩みます。
里坊
比叡山の隠居した僧侶が住む里坊が発展した地域でもあります。寺院をまとめる行政機関として、また僧侶の住居として寺院の数が増えました。近年は「庭園」の芸術的側面も注目されています。
穴太衆
そして坂本には、古墳を作った石垣施工集団の末裔「穴太衆(あのうしゅう)」が住んでいました。彼らは安土桃山時代から江戸時代にかけて、日本中の藩の石垣の施工を行ったのです。
石積みの里

そこから坂本は「石積みの里」とも呼ばれるようになりました。

アクセス

比叡山坂本

京都駅から電車で20数分と近く、アクセスもよい地域です。
京都駅から
車:約20km 33分(国道1号線→琵琶湖西縦貫道路/西大津バイパス/国道161号)
電車:JR湖西線:JR京都駅→JR比叡山坂本駅(約16分 320円)
京阪:三条京阪駅→浜大津駅→京阪坂本駅(約38分 560円)
3つの無料駐車場
坂本には3つの無料駐車場があります。
 坂本ケーブルの駐車場(7~8台)
 大津市の観光駐車場
 大津市大宮川観光駐車場
レンタサイクル
坂本観光案内所で電動自転車をレンタルすることができます。
 250円/1時間 1日(4時間以上)1,000円

1.坂本のメインストリート。なだらかな上り坂で里坊の景観を満喫

大津市坂本観光案内所

大津市坂本観光案内所

京阪坂本駅出口のすぐ近くにあります。JR比叡山坂本駅からだと徒歩10分くらい。
レンタサイクルや地図、イベント情報、開館・営業時間はここでチェック。
営業時間:9:30~16:30
関連サイト

生源寺

生源寺

最澄の生誕の地。のちに最澄が建立した寺院です。
織田信長により比叡山焼き討ちで全焼。そのあと再び建立され、江戸時代には寺務を統括する寺院でした。
まだ街に入ったばかりですが、もう歴史好きの想像力が動き始めます。

産湯の井戸

最澄の産湯に使われたと言われる「産湯の井戸」
営業時間:9:00~16:30
関連サイト

旧竹林院と庭園

旧竹林院と庭園<

国の名勝でもある日本庭園を眺めることができます。
抹茶(お菓子つき)をいただきながら!
営業時間:9:00~17:00(受付16:30まで)
休園日:月曜日
入園料金:大人320円 小学生160円
お抹茶(お菓子つき):400円
公式サイト

芙蓉園

芙蓉園

坂本で唯一、名勝庭園を眺めながら食事ができるお食事処
営業日時:
 昼食:11:00~14:00 予約制(3,000円~)
 夕食:17:00~    予約制(7,000円~)
公式サイト

2.門前町の街並みを訪ねて

坂本のメインストリート(日吉参道)を進むと現れる日吉そば。
その通りを東に曲がれば昔の街並みが、東に向かえばいくつもの里坊を尋ねることができます。
日吉そば

日吉そば

生源寺の向い側にある味わい深い外観の蕎麦屋。

本家鶴喜そば

本家鶴喜そば

享保元年(1716年)以来続いている蕎麦屋。建物は築130年ほどで、登録有形文化財に指定されています。日吉そばに隣接。
公式サイト

西洋軒本店

西洋軒本店

大津市、草津市全域の各学校へ給食パンも供給している、安心安全のパン屋さん。
ぼくも開店直後に行きました。地元のお母さんが車で来てパンを買う姿が。
近江牛カレーパンがおいしかった~!
公式サイト

街並み

街並み

日常生活の中に、石積みの光景が溶け込んでいます。
高い建築物はほぼ見当たりません。

街並み

道の形や幅、建物の高さなどといった「街の形」が、1300年以上前からそれほど変わっていないのではないか、と思わせる雰囲気があります。

3.天海ゆかりの地。滋賀院門跡と慈眼堂

滋賀院門跡(しがいんもんぜき)

滋賀院門跡

比叡山延暦寺の本坊(総里坊)。約2万平方メートルの境内を取り囲む、積みの石垣と白壁は圧巻です。

滋賀院門跡

江戸時代、家康の参謀として朝廷との交渉を行っていた天海(慈眼大師:じげんだいし)が元和元年(1615年)に建立。
天海の生まれは不明で、100歳以上の寿命だったと言われています。江戸の都市設計にも関わり、明智光秀と同一人物という説もある興味深い人物。その天海が建てた寺院がここにあり、庭を見ることができます。

石の腰掛け

風景に溶け込む石の腰掛け。
料金:大人 450円
関連サイト

慈眼堂(じげんどう)

慈眼堂

天海が祀られている寺院。

慈眼堂
慈眼堂

暑い日でしたが、そこは日陰に守られていて、涼しい空気が流れていました。
料金:境内無料
関連サイト

4.これぞ絶景!日吉東照宮から街と琵琶湖を一望

日吉東照宮

日吉東照宮

個人的にはここからの景色が一番好きです。

日吉東照宮

でも、石段は高く勾配は急。息切れしながら登りました。
隣を男子高校生がなれた足取りで追い越していきます。

日吉東照宮

日本の神社建築様式「権現造(ごんげんづくり)」の発祥の建物と言われる重要文化財。これもまた、天海によって元和9年(1623年)に造られました。

拝観料 :200円
公式サイト

5.創立は2100年前。日吉大社と荘厳な自然

日吉大社

日吉大社

実在した可能性のある最初の天皇「崇神天皇」が、日枝山(ひえのやま:比叡山)の山頂から現在の地に移されたといわれています。

日吉大社
日吉大社
日吉大社

ほとんど神話の世界。
澄んだ空気に満ちた空間です。ここに崇神天皇や最澄、天海を始め、日本に生まれてきた沢山の人たちが訪れたことを思うと、不思議な気持ちになります。

日吉大社

途中、人とすれ違いました。
それは、山を走りトレーニングをする二人の学生さんでした。

参拝時間:9:00~16:30
入苑協賛料:大人300円 小人150円
公式サイト

6.日本最大の長さ。レトロな比叡山坂本ケーブル

比叡山坂本ケーブル

1927年開業の比叡山坂本ケーブル。ケーブルカーは外部の動力で車両を引くため、車両内部に動力がありません。直径38mmの牽引ロープが引っ張り、2025mの長さの道を11分で移動します。

比叡山坂本ケーブル

実際に乗ったのですが、こどもと一緒に乗りたくなりました。
話をしながら、ゆっくりと。
出発するとき、駅員さんが手を振ってくれました。
大人:片道860円 / 往復1,620円
小児:片道430円 / 往復810円
公式サイト

まとめ:日本人から愛され続けてきた街

比叡山坂本についてまとめます。
比叡山坂本の特徴
・天智天皇の近江大津宮遷都(667年)までさかのぼる古都
・最澄が開いた比叡山延暦寺の門前町
・東海道の大きな宿場町として栄えた
・隠居した僧侶が住む里坊
・石積みの景観が美しい
・比叡山に向かう上り坂
・眼下に広がる琵琶湖
坂本と比叡山延暦寺を一日で観光するために
延暦寺までの移動時間と参拝時間を考慮すると、時間は案外少ない。
そのため、
・朝早くに到着して急いで行動する
・坂本観光を数カ所にとどめておく
・寺院の巡拝時間はほとんど16時台まで

琵琶湖を一望できる坂道に形作られた街。
一歩足を踏み入れると、そこには日本古来の街の姿が広がります。
比叡山延暦寺のついでに巡るには、本当にもったいない。
京都、奈良、鎌倉はもう訪れたという方や、日本の古都の姿を体感したい方にこそ坂本はおすすめです。
比叡山を北西に背負い、琵琶湖を眼前に眺める品格ある街並み。
坂本は日本の歴史の始めから存在し、日本人が愛し続けてきた美しい空間でした。

参考サイト
比叡山坂本サンポ
滋賀・琵琶湖観光情報

島津

島津男性 | 30代

最近、カメラを購入し、撮影をはじめました。
休みの日は、子どもたちと一緒に近くの公園や喫茶店、イベントに参加。撮影の腕を磨く日々です。
コーヒーが好きな30代男性。京都在住。

最終更新日:2019.11.28

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