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コラム

維新志士たちの魂が宿る城下町「萩市」の 歴史と世界遺産を巡る旅!

 

NHKドラマ「花燃ゆ」の舞台にもなった萩市は、名将毛利氏のお膝元で260年栄えた城下町であり、幕末には維新の英傑を数多く輩出した歴史の香漂う情緒ある町です。一方で産業革命にも大いに貢献し、町並みと共に世界遺産に登録された名所も幾つか残っています。歴史と維新志士たちの魂を感じる町萩市の魅力をご紹介してまいります。

 

 

目次

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.萩市の歴史と変遷

 

関ヶ原の戦いの後、藩主毛利輝元が1604年に築城・開府して以来260年間、36万石の城下町として栄えた萩市は、幕末には吉田松陰が私塾「松下村塾」を設立し、明治維新の原動力となる志士たちを数多く輩出してきました。1876年には松下村塾の存続に影響を与えた萩の乱が勃発しています。

 

長州の人々は製鉄・石炭・造船など数々の重工業に関する西洋技術を積極的に取り入れ、産業革命にも大きく貢献してきました。その遺産のうち3つが2015年に「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産に認定されています。

 

 

 

2.萩市観光・見所

2-1.萩城跡周辺

(1)萩城跡

 

 

1604年に毛利輝元が指月山麓に築城した、別名「指月城」とも呼ばれる、平城と山城を合わせた平山城です。本丸には高さ14.5mの五層の天守閣がありましたが、1874年に天守閣、矢倉などの建物は全て解体され、現在は石垣と堀の一部が残っています。夜には天守閣跡の石垣などがライトアップされます。

 

 

(2)指月公園

 

 

旧本丸跡に総面積約20万㎡の境内が指月公園として整備され、園内には天守閣跡、梨羽家茶室、旧福原家書院、万歳橋、東園などの旧跡の他、13代藩主毛利敬親が作った茶室「花江茶亭」が移築されています。 春には約600本のソメイヨシノが咲き誇る桜の名所として知られ、中にはここだけでしか見られない天然記念物に指定されている、花びらが白色の珍しい桜「ミドリヨシノ」が1本あります。

 

 

(3)城下町

 

 

萩城の外堀から広がる城下町は、城跡・旧上級武家地・旧町人地の3地区からなり、幕末の身分制度や社会経済構造がよくわかる造りとなっています。碁盤状に区画された町筋に、中・下級の武家屋敷が軒を連ね、今でも白壁、なまこ壁、黒板塀の美しい町並みをとどめています。

 

 

(4)菊屋家

 

 

藩の御用達の商人だった菊屋家の屋敷は築400年の江戸初期の建築で、主屋など5棟が国の重要文化財に指定されています。現在は約2000坪の敷地内の一部が公開され、美術品や資料を見学できます。菊屋家の白い土塀が続く道は「菊屋横町」とよばれ、美しい白壁となまこ壁が長々と続き「日本の道百選」にも選ばれています。

 

 

(5)城下町で見かけた面白光景

城下町を歩いていると、いかにも歴史の町らしい面白い光景に出くわしました。

その一つがこちら

 

 

城下町の景観を崩さないよう配慮された自動販売機。萩の人の心配りが感じられますね。

 

そして同じ通りで見かけたのがこちら

 

 

町並みに溶け込んだ薬屋さんです。

一瞬花屋さん?と見まごう色とりどりの花が迎える可愛い薬屋さんでした。

 

 

3.吉田松陰所縁の地

(1)松下村塾

1842年に松陰の叔父が開いた私塾を1857年に受け継ぎ、50㎡ほどの木造瓦葺き平屋建ての家で、身分や階級に関わらず塾生を受け入れ養成しました。塾生には「長州ファイブ」と言われる英傑の他、明治維新で活躍した志士、日本の近代化を導いた多くのエリートを輩出しています。

 

 

(2)松陰神社

 

 

吉田松陰を祀って1907年に創建された神社で、「明治日本の産業革命遺産」の一つとして2015年に世界遺産に登録されました。松陰が愛用した赤間硯と親族宛に書いた文書が、遺言により神体として奉納されています。学問の神として信仰され、境内には松陰ゆかりの史跡などが点在しています。

 

 

4.維新志士たちの家

(1)高杉晋作の生家

 

 

城下町界隈には、幕末から明治にかけて活躍した維新志士たちに纏わる屋敷が多数存在しますが、代表的な一つが、「奇兵隊」を結成し討幕を勝利へ導いたものの、結核で夭逝した「高杉晋作」の生家です。現在は一部が公開されており、産湯に使った井戸や自作の句碑などが残っています。

 

 

(2)木戸孝光の旧宅

 

 

「維新の三傑」と言われ桂小五郎の名でも知られ、「薩長同盟」を結び明治維新に活躍後、西南の役で病死した「木戸孝光」の旧宅です。木戸が約20年間を過ごした木造瓦葺の2階建ての家には、生誕の間や所縁の掛け軸、写真などが展示されています。

 

実はこの当りを散歩していたら、かなりご年配ながら凛としたおばあさまに声掛けられ、高杉や木戸についていろいろお話を聞かせてくれました。彼女曰く、萩の高校で女性初の女教師をされていたとのことでした。萩の人全てが「英傑」に見えてきます。

 

 

5.産業革命の遺産

(1)萩反射炉

 

 

射程距離の長い鉄製大砲を製造するため、特別溶接の試作炉として萩藩が製造した反射炉の遺跡で、現在は105の煙突部が残っており、明治自裁の製鉄・造船・石炭産業など産業革命の遺産として、世界遺産に登録されています。日本で反射炉の遺構が現存する3か所のうちの一つです。

 

(2)恵比寿ヶ鼻造船所跡

軍艦建造のため萩藩が1856年に設置した造船所の遺跡で、同年ロシアの技術を使って「丙辰丸」が、1860年にはオランダの技術を用いて「庚申丸」が、軍事帆船として建造され進水しています。2013年に国指定史跡に指定されています。

 

 

6.便利な「まぁーるバス」と萩駅

萩市内の主要観光地を回る赤い観光バス「まぁーるバス」が観光にお薦めです。城下町を中心に走る西回りルートの「晋作くん」と、東光寺や松陰神社方面を走る東回りルートの「松陰先生」の2ルートがあり、距離に関わらず運賃は100円、1日乗車券なら500円で乗り放題とお得で便利な交通手段です。

 

バスが立ち寄った萩駅に降りてみました。

 

 

レトロな洋館風駅構内には展示館も内設し、中には長州ファイブのパネルの他、鉄道の父と言われた井上勝に纏わる資料も展示されており、鉄道ファンのメッカになっているそうです。

 

 
 

7.萩市のお薦めスイーツ

萩は実は「夏みかん」の産地なのをご存知でしたか?明治から大正にかけ、萩産の夏みかんは県内、国内共に生産高のピークを迎えていました。近年は城下町の中に「かんきつ公園」も整備されたり、「夏みかん祭」を開催するなど、夏みかんの町をアピールしています。

 

 

そんな萩市で一押しなスイーツが「光國本店」の「夏蜜柑丸漬」です。2晩かけてアクを取り除いた皮を糖蜜で煮込み、実をくり抜いて中に夏みかんエキスの入った白羊羹を流し込み、羊羹が固まり味が馴染んだら完成です。一人1個限定の上品なミカンスイーツ、是非お試しあれ。

 

 

8.まとめ

産業や文化が栄えた城下町、技術と革新が花開いた産業革命、討幕に英傑たちが奔走した明治維新、そんな歴史を彩るキャッチコピーが幾つも出てくる萩市は、町の隅々まで長州の熱い魂が宿っているのを感じます。維新志士たちの熱き想いを是非肌で体感してパワーアップしてみませんか?

 

 

9.基本情報

【萩市観光協会】

住所: 〒758-0061 山口県萩市椿3537-3

アクセス: JR萩駅に隣接

駐車場: あり 有料

公式サイト:http://www.hagishi.com/

エリカ・ド・ラ・シャルモント

エリカ・ド・ラ・シャルモント女性 | 30代

英国在住後、フランスのパリに在住。
旅行、ドライブは趣味で世界中を駆け回っています。
仏人夫と頻繁に日本にも帰国し、日本各地の魅力を再発見しています。

最終更新日:2019.11.01

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