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コラム

中禅寺湖から湯元温泉へ。奥日光ぶらり旅

日光といえば大改修が終わった日光東照宮を中心とした市内の名所巡りや、中禅寺湖、華厳の滝、竜頭の滝などが定番ですが、今回はちょっと趣向を変えて、中禅寺湖畔から奥日光湯元温泉へ向かいます

日光はメジャーな観光地が目白押しなので、どうしても時間的に立ち寄れないスポットができてしまいます。そんな穴場的なところを訪ねようと思います。中禅寺湖には華厳の滝もありますが、それもパスしました。

 

 

目次

 

 

 

 

1.3社ある日光の氏神様、日光二荒山神社

 

「日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)」は中禅寺湖畔にそびえる男体山(二荒山・標高2486m)をご神体として祀る神社です。日光の氏神様として、「本社」を日光市内、中禅寺湖畔に「中宮祠(ちゅうぐうし)」、男体山頂に「奥宮(おくみや)」があります。

「本社」は東照宮、輪王寺とともに並んで建っており、世界文化遺産に登録されています。ご祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)と奥さんである田心姫命(たごりひめのみこと)、その子ども味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)です。大己貴命は大国主神(おおくにぬしのかみ・おおくにぬしのみこと)といった方が分かりやすいと思いますが、出雲大社の主祭神として知られています。ご利益はなんといっても“縁結び”です。また、“因幡の白兎”のお話のように優しい神様です。さらに大国主神は大黒天(大黒様)とも呼ばれています(大黒天はインドの神様で、仏教とともに日本へ伝わったのですが、さまざまな事情で大国主神と合体してしまったようです)。大黒天は福の神で、“打ち出の小槌”は幸せのアイテムです。

 

 

1-1.「中宮祠」は奥宮への入り口。ここで身を清め安全を祈願

 

ウンチクはほどほどにして、今回の目的地「二荒山神社中宮祠」(以下中宮祠)に向かいます。

「中宮祠」は中禅寺湖畔にあります。正面に中禅寺湖、背後には男体山がそびえています。拝殿、本殿、それにご神体である男体山への登山口があります。男体山にある「奥宮」へお参りする際に、体を清めるとともに登山の安全を祈願します。

神社の奥に男体山への登山口“登拝門”があります。神聖な場所へ立ち入るにはこの門をくぐるしかありません。入り口の案内板には山頂まで約6キロメートル、3時間30分かかると書かれています。一合目には遙拝所(ようはいじょ)があり、往復で20分です。開門は5月5日、閉門は12月25日で、冬期は閉鎖されます。

 

 

歴史的に貴重なのが登拝門の前にある鳥居です。“唐銅鳥居(からかねのとりい)”といい江戸時代中期、1769年に造営されたものです。銅製の鳥居はそれほど珍しいものではありませんが、その足下に注目してください。獅子の飾りが付いています。その上にはお寺にあるような装飾がなされています。神社とお寺が合体したような鳥居になっているのが大変珍しいものです。国の重要文化財に指定されています。

 

日光二荒山神社中宮祠

栃木県日光市中宮祠2484

電話:0288-55-0017

参拝時間:

4月~10月 8:00~17:00

11月~3月 9:00~16:00

参拝自由

アクセス:JR・東武日光駅より湯元温泉行きバスで約40分「二荒山神社前」下車すぐ

URL:http://www.futarasan.jp/

 

 

1-2.いろいろあるご利益。パワースポットのテーマパーク!?
 

拝殿と本殿は国の重要文化財に指定されている歴史的価値の高い建物です。神楽殿には大黒様が祀ってあり、鈴ではなく備え付けてある“打ち出の小槌”を振ってお参りします。まあ、手作り感の強い“打ち出の小槌”ですが、幸せになれるような気がします。境内には“七福神”が点在していますので、探して歩くもの楽しいです。

 

 

「中宮祠」には樹齢1000年以上という “いちいの木”や境内社である稲荷神社のご神木“龍の松”、“良縁の松”などのご神木、“牛石”、“大蛇”、“松ぼっくり占い”、“かわらけ”などのさまざまな開運ポットがあります。いうなればパワースポットのテーマパークです。中禅寺湖を訪れた際には忘れずに参拝しましょう。

 

 

1-3.二荒山神社とは親戚! 「中禅寺(立木観音)」
 

中禅寺湖の左岸、「中宮祠」の対岸にあるのが「中禅寺」です。正式には「日光山中禅寺」といい、輪王寺の別院になっています。一般的には本尊である“十一面千手観世音菩薩(じゅういちめんせんじゅかんのんぼさつ)”の別称である「立木観音(たちきかんのん)」と言ったほうが分かりやすいかもしれません。

「中禅寺」は日光を開山した勝道上人(どうじょうしょうにん)が784年に開山した古刹です。本尊が「立木観音」と言われるのは、勝道上人が桂の立木にそのまま彫ったと伝わっているからだそうです。“十一面千手観世音菩薩”は国の重要文化財に指定されています。

「中禅寺」と「中宮祠」は江戸時代までは同じ敷地内にありました。明治時代になり神社と仏閣は完全に分離されたため、今は親戚関係となっています。

いちばんのおすすめは、斜面を少し登ったところにある“五大堂”です。朱に塗られた建物は中禅寺湖畔からもよく見ますが、逆に五大堂から見渡す中禅寺湖の風景は絶景です。観光客が少なく穴場スポットです。

 

栃木県日光市中宮祠2578

電話:0288-55-0013

参拝時間:

4月~10月 8:00~17:00

11月・3月 8:00~16:00

12月~2月 8:30~15:30

参拝料:大人500円、小中学生 200円

アクセス:JR・東武日光駅より中禅寺温泉行きバスで約40分、終点下車徒歩約25分

URL:https://www.rinnoji.or.jp/

 

 

1-4.日光湯元温泉を引く中禅寺温泉

中禅寺湖から日光湯元温泉に向かいます。途中の中禅寺湖畔には森に隠れるように高級そうな宿やレストランが点在しています。温泉を引いている宿が多いのですが、中禅寺温泉と名前が付いています。しかし、温泉は今向かっている日光湯元温泉から引いています。その距離はだいたい10キロメートルあります。

 

中禅寺温泉旅館協同組合

栃木県日光市中宮祠2478

電話:0288-55-0067

URL:http://www.chuzenji.jp/

 

 

2.温泉らしい温泉、白濁したにごり湯の日光湯元温泉

 

自然湧出する大量の温泉。日光湯元温泉は日本でも有数の湧出量を誇る温泉です。魅力はなんといっても白濁するにごり湯で、温泉ファンを魅了しています。

 

 

2-1.湖面から湯気が。温泉が湧き、流れ込む「湯ノ湖」
 

日光連山の一つ、三ツ岳の噴火により溶岩でせき止められた周囲3キロメートルほどの湖です。日光湯元温泉は湖の北岸に面しています。

湖には日光湯元温泉から温泉が流れ込み、湖岸近くでは湯気が立っています(写真ではよく分かりません。残念)。湖の中に源泉があるともいわれています。それでも厳寒時には氷結します。湖の水は湯滝から流れ出て湯川となって戦場ヶ原から中禅寺湖へ流れ込みます。

湖畔には周遊道が整備されて、絶好のハイキングコースになっています。特に紅葉の時期はおすすめです。また、グリーンシーズンはマス釣りの名所として、多くの釣りファンで賑わいを見せます。

湖畔には湯元温泉の宿が立ち並んでいます。ここへは小学校の林間学校から始まり幾度となく訪れていますが、最近は老舗の宿が休業したりして元気がないように感じます。温泉は日本でも有数の泉質を誇りますが、一体どうしたのでしょう。頑張ってほしいです。

 

奥日光湯元温泉旅館協同組合

URL:http://www.nikkoyumoto.com/

 

 

2-2.驚きの源泉風景。湿原全体から温泉が湧く
 

「日光湯元温泉」の源泉は、温泉街のすぐ脇の湿原地帯にあります。湯ノ平湿原といい、湯気が立ち上る湿原にはいくつもの小屋が建ち、硫黄の臭いが立ちこめています。小屋一つひとつが各宿などで所有する源泉となっていて、しっかりと管理されているようです。小屋のほかにも小さな泉源がいくつもあり、温泉が小川となって流れています。

温泉は788年に輪王寺を創建した勝道上人が発見したといわれています。泉質は単純硫黄泉(硫化水素型)で、泉温は50℃から80℃くらいまで幅があります。泉源の場所で多少温度が違うのでしょう。色は乳白色でいかにも温泉といった風情です。湧出量は毎分約1800リットルと大変多くなっています。

 

 

2-3.温泉入浴ができるお寺「温泉寺」

 

源泉に隣接してお寺があります。「日光山温泉寺」といい、温泉を発見した勝道上人が創建したもので、輪王寺の別院となっています。もともとは裏山の上にあったのですが、台風で倒壊し1973年に現在の場所に移転しました。移転した際には温泉が引かれ、一般の人でも入れるようにしたため、温泉のあるお寺として有名になりました。お風呂は別棟ではなく、お寺の中にありますが、日帰り温泉として誰でも利用することができます。ちょっと狭いですが貴重な体験ができます。日光湯元温泉を訪ねた際は是非お立ち寄りください。

 

日光山温泉寺

栃木県日光市湯元2559

電話:0288-55-0013(中禅寺・立木観音)

営業時間:8:00~17:00

入浴料:大人500円、4歳~小学生300円

URL:https://www.rinnoji.or.jp/temple/onsenji/

 

 

3.日光の魅力を堪能する穴場スポット

日光の穴場スポットいかがでしたか。日光東照宮周辺や華厳の滝などは観光客が大挙して訪れます。特に紅葉シーズンは大混雑です。最近は外国人も姿も多くなりました。今回紹介したスポットは古くからある割に知られていません。静かに日光観光を楽しむには絶好です。日光湯元温泉からは冬期を除いて金精峠を越えて群馬県沼田市(関越自動車道)へ抜けられます。このドライブコースもなかなかのものですから、是非お試しください。

のりじゅん

のりじゅん男性 | 60代

フリーライター。旅行好きがこうじて、40歳を過ぎてから旅行雑誌の編集者になり、全国を走り回っていました。

最終更新日:2020.02.21

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