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コラム

日本の美の象徴・富士山の魅力再発見の旅

1. 富士山の魅力

1-1. そもそも富士山って?
富士山の魅力

誰もが知る日本一の山「富士山」ですが、馴染みがあるようでなかったり、知っているつもりで知らなかったりする部分がたくさんあるのも富士山です。

富士山は世界遺産に登録されていますが、何遺産かご存知でしょうか。
自然遺産と思いがちですが、実は文化遺産なのです。

当初の富士山は、自然遺産への登録を目指していたのですが、以下の理由があり、自然遺産ではなく文化遺産として認定されました。

自然遺産として決まらなかったのは、ゴミ放棄や登山者のし尿処理状況など環境面での問題があったため。

文化遺産として認定されたのは、富士山がかつてから信仰の対象であり、また浮世絵など芸術作品への影響が評価されたため。

また、文化遺産への登録までは約20年がかかったと言われています。

1-2. 基本情報
日本一の山「富士山」

標高:3,776メートル
容積:約1,400立方キロ
住所:なし

住所がない…?と思った方、そうです。富士山には住所がありません。

富士山は山梨県と静岡県にまたがっていますが、地図をみると富士山頂付近だけ住所が書いていないのです。
富士山の山頂をめぐる争いは江戸時代に始まったと言われており、今では争いを避けるために「議論の対象としない」ことで両県知事の間で合意。賢明な判断ですね。

県境がないので国有地かと思いきや、実は山頂は私有地で、しっかりと所有者がいます。八合目から山頂までは、浅間神社(富士山本宮浅間大社)が保有しています。

浅間神社(富士山本宮浅間大社)
1-3. 世界中の人に愛されている理由

富士山全体の登山者数は年々増加傾向にあり、その中でも訪日外国人観光客による登山者数は、ルートや時期にもよりますが、全体の10〜28パーセントを占めていることが分かっています。

その理由として主に3つが挙げられると言われています。

① アクセスが良いから

訪日観光客の間では、一箇所に限らず東京・大阪・京都とつなげて観光するコースが定番となりつつあります。
「ゴールデンルート」とも言われているのですが、富士山はこのルートのど真ん中にあるため、どちらからでもアクセス抜群なのです!

② 登山しやすいから

富士山は「世界の美しい山ランキング」などでも常にトップクラスに入っているのですが、その他の世界クラスで有名な山と比較してもその差は一目瞭然。

エベレスト =8,848メートル
K2 =8,611メートル
キリマンジャロ =5,895メートル
富士山 =3,776メートル

低いと言われているアルプス山脈のマッターホルンでも4,478mとなっており、富士山の3,776メートルがいかに登りやすいかが分かりますよね。

③ 様々な角度から富士山を見ることができるから

富士山には様々な姿がありますよね。笠雲(かさぐも)のかかった富士山やダイヤモンド富士、逆さ富士、街並みの背景に映る富士山、桜と富士山のコラボレーションなど。新幹線の車窓からも見ることができます。

それは富士山が周囲をさえぎる他の山が無く、裾野には様々な自然の景色が広がり、かつ市街地からもとても近い場所にあることが理由です。

海外だと、山脈が連なっていたり、一面が野原になっている場所が多いので、異なったアングルから写真を撮ることはなかなかできないのです。

2. 富士山の登山シーズンや注意点

富士山の登山シーズンや注意点
2-1. 富士山の登山シーズン

富士登山のシーズンは夏です。例年、山梨側の吉田ルートは7月1日〜9月10日、静岡側の須走・御殿場・富士宮ルートは7月10日〜9月10日とされています。

登山シーズンはだいたい2ヶ月間と言われていますが、ルートや天候などによって変更になることもあるので事前に必ず公式発表を確認してください。

2-2. ルートの特徴

難易度や距離など、様々なルートがあります。自分に合ったルートを選びましょう。

① 吉田ルート(初心者におすすめ!)

富士登山で最も人気のあるルートです。山小屋も多く、都市圏からのアクセスも便利。人気があるがゆえに渋滞を避けられないルートでもあります。
登山往復:約10時間

② 富士宮ルート

山頂までの距離が最も短く、2番目に人気のルートです。
全体的に登山道が急で岩場が多い為、足が悪い方にはおすすめしません。
登山往復:約8時間

③ 須走ルート

こちらは登山者も少なく、比較的に静かな登山が楽しめます。登山経験者向けのルートです。
一直線の砂道の急斜面を下る「砂走り」で有名なルートですね。
登山往復:約9時間

④ 吉田口登山ルート

「麓から登りたい!」という強者向けのルートです。江戸時代の人々はこのルートを登っていたそうです。
登山往復時間:なんと驚異の約18時間40分

⑤ 富士山山頂お鉢巡りルート

山頂をぐるりと一周することをお鉢巡りと言います。登った記念に一周したい方におすすめです。
1周合計時間:約1時間30分

2-3. 登山する際の注意点
登山する際の注意点

富士登山の注意点を6つご紹介します。
意識するのとしないのでは大違いなので、まずは目を通してくださいね。

①「難波歩き」をしましょう。

富士山はほとんどが小石や砂の上を歩く登山道です。
登る時は通常、後ろ足で蹴りながら歩くことが多いと思いますが、富士山でこれを何万歩も繰り返してしまうとあっという間に消耗してしまいます。
片足に全体重を乗せながら歩く「難波歩き」が体力キープに役立ちます。

②水はもちろん、お湯やあたたかい飲み物を用意。

皆さんお水や冷たい飲み物は準備をすると思いますが、富士登山の場合は温かい飲み物も大切。発汗や高山病の影響で低体温症になることも十分考えられます。軽い保温ポットに熱い飲み物を入れて持っていけば、山小屋などでも補充ができて安心です。

③リュックの中身も、小分けにしてそれぞれ防水に。

リュックだけでなく、カバンの中身も防水パックやビニールに入れて完全な防水状態にしておきましょう。雨が降らなくても、が荷物を水浸しにしてしまう場合も珍しくありません。食品を小分けにするジッパーバッグなどが役立ちます。

④計画的にトイレに行きましょう。

山ではトイレの場所が限られています。そのため皆が集まる日の出の直前や、見終わった直後の富士山頂トイレには、信じられないくらいの人数が並ぶことになります。「トイレは次もあるから」と言って安心せず、あらかじめ計画的に考えて行動しましょう。

⑤下山する前に、必ずきっちりと準備をしましょう。

初心者の方の多くにみられるのですが、登ってきたままで下山するのではなく、必ず下山の準備を整えてから降りるようにしてください。
靴紐をきっちりと締め直す、膝のサポーターやテーピングを使うなど。
登山より下山の方が体への負担は大きいのです。

下山後のストレッチも忘れずにしましょう。

⑥高山病はすぐには分からない場合も。長居はしないこと。

登山中は平気だったのに下山後に頭痛が…。これは多々あることです。時間差で頭痛や吐き気、めまい、歯が痛くなるひとも。高山病はすぐには分かりません。「せっかく頂上まで登ったから」といって長居はせずに早めに下山しましょう。水分補給と保温も忘れずに。

3. みんな撮っているあの写真はここで撮れる!

登るだけではなく撮影するのも富士山の楽しみ方のひとつ。せっかくなら素敵な写真を撮りに行きたいですよね。「あの写真はどこで撮れるの?!」と疑問の方、要チェックです!

3-1. 新倉山浅間公園(あらくらやませんげんこうえん)
新倉山浅間公園(あらくらやませんげんこうえん)

この光景、一度は目にした方も多いのではないでしょうか。外国人にも大人気のスポットです。春には五重塔、そして奥に見える富士山
日本の美が一箇所に凝縮されていますよね。

春になるとこのアングルからの写真を撮りたい方があまりにも多くなるため、撮影スポットでは1人約5分という制限時間が設けられたり三脚が禁止となる場合もあります。

新倉山浅間公園
住所:山梨県富士吉田市新倉3353-1
アクセス:富士急行線「下吉田」駅から徒歩約10分
※春の桜まつりでは、臨時駐車場が設けられます。

3-2. 河口湖もみじトンネル
河口湖もみじトンネル

秋におすすめの場所!
もみじの額縁と中に富士山をおさめることが出来ると大人気の場所です。

バス停を降りて緑が生い茂る道を進むと、目の前が開けて富士山が現れます。撮影スポットは道路沿いなのですが、小さな駐車場があり比較的カメラを持っている人も多いので見つけやすいと思います。

河口湖もみじトンネル
住所:富士河口湖町大石
アクセス:河口湖周遊バス「河口湖自然生活館」から徒歩約20分

3-3. 山中湖
山中湖

富士五湖の中でも最も標高が高く、富士山までの距離が最も近い湖です。そのため真正面から富士山をおさめることができるのです。湖面に映る姿も美しいですね。山中湖周辺にはたくさんの撮影スポットがあります。

冬にはダイヤモンド富士が見られる場所としても有名です。

山中湖
住所:山梨県南都留郡山中湖村
アクセス:富士急行線富士山駅からバス約25分
     JR御殿場駅からバス約40分
※撮影場所によりアクセス時間は異なります。

3-4. 高ボッチ高原
高ボッチ高原
photo by wakaba-shinshu

夜景の中にひっそりと佇む富士山を撮りたい人はここがおすすめ!諏訪湖畔の街の輝きと、時には雲海も現れる大人気の撮影スポットです。

撮影ポイントはなんといってもタイミングです。一番難しい部分でもありますが、完全に日が落ちてしまうと富士山は見えなくなってしまうので、夕日が落ちてすぐの時間帯を逃さないようにしましょう。

高ボッチ高原
住所:長野県塩尻市大字片丘
アクセス:塩尻ICから車で約45分
※冬季は道路が閉鎖されますのでご注意ください。

4. まとめ

富士山には知れば知るほど虜になる魅力がまだまだ潜んでいます。天気が良い日には都内からも望むことができる富士山。今まで以上に富士山の美しさに注目してみてはいかがでしょうか。

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